ルイ・ヴィトンは、サファイアケースを採用したウォッチ コレクションとして史上初めてジュネーヴシールを取得した“タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイアクリスタル”の新色、グリーンとイエローを発表した。
タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイアクリスタル
グリーン
酸化アルミニウムを約2000℃の温度で加熱することで生まれた合成サファイアのケースは、純金やプラチナのように変質することがなく、ダイヤモンドに勝るとも劣らない硬度を持つ。エレクトリックイエローとグリーンという蛍光に近いカラーリングのケースは、サファイアクリスタルの円柱からダイヤモンドツールを使って切り出されるのだが、ケース製作にはデジタル制御のダイヤモンド工具機械による420時間もの複雑な作業を要する。真ん中がくり抜かれた軽やかな針は、その下にあるサークルから湧き出て、ケースの透明と相まって空中に浮かんでいるように見える。
搭載されている手巻きキャリバーのルイヴィトンコピー90は、ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンによって開発されて組み立てられたフライングトゥールビヨン。https://www.yodobashi.com/maker/0000001309/
パーツ数は160にも及び、しかもサファイアケースモデルとしては世界で唯一のジュネーヴシール獲得モデルでもある。ジュネーヴシールは、ジュネーブ時計検定局が同地に製造拠点を置く時計ブランドのなかでも、一部の限られた最高峰レベルのモデルのみが認証され、ブリッジ部分に押された刻印がその証しとなる。精度も信頼性も折り紙付きで、熟練した職人たちによって手作業で製造され、仕上げられたものであることを意味している。
リューズとホーン、ストラップのバックルはブラックサンドブラストPVD加工を施したチタニウム製で、ストラップはブラックアリゲーター製。ルイ・ヴィトンらしい革新性に満ちた豪華なモデルで、スタイリングの優美さで多くの時計ファンを魅了することは間違いない。