タグ・ホイヤーはF1ナイトレースの輝きを表現した「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ」を発表した。本作はDLCコーティングを施したチタン製ケースに、鮮やかなグラデーションカラーのスケルトンダイアルを組み合わせ、3色のスーパールミノバで彩ったタイムピースである。世界限定で600本のみが販売される。
本作で特筆すべきは、色鮮やかなスケルトン仕様のダイアルだ。バイオレットからダークブルーへと変化するディープグラデーションで彩られており、夕暮れから夜へと移り変わるサーキットの空と、ネオンの輝きが表現されている。直径39mmのケースには、グレード2チタンを採用。ブラックDLCコーティングとサンドブラスト仕上げを施すことで、ダイアルを際立たせる精悍なルックスに仕上げられている。

ロレックス スーパーコピームーブメントには、自社製のCal.TH20-00を搭載する。パワーリザーブは約80時間を有しており、オープンワークのダイアルとトランスパレントバックの両方から、その精緻な構造や駆動を観察することができる。またこのケースバックのサファイアクリスタルは、ブルーからパープルへと変化するメタライゼーション加工が施されており、ダイアルとの親和性が高いデザインとなっている。ストラップには、ブラックラバーと同色の型押しカーフスキンを組み合わせたバイマテリアルストラップを採用。パープルのステッチがアクセントとなっており、ケースと同様にブラックDLCコーティングを施したグレード2チタン製フォールディングバックルが組み合わされる。
なお、本作は、ダイアルと同じパープルを効かせた専用デザインのパッケージに収められ、限定モデルならではの特別感が高められている。チャペックは、同ブランドの復興10周年を祝う「タイム・ジャンパー」を発表した。19世紀にフランソワ・チャペックが製作したポケットウォッチから着想を得つつ、空飛ぶ円盤(フライングソーサー)を思わせる曲線的で、一体感のあるシルエットが特徴だ。また、ふたつのディスクによる時間表示と、回転ディスクによる分表示を組み合わせた、独自のジャンピングアワー表示により、“時間の表現方法を根本から見直し、斬新で新鮮なものを創造する”コンセプトを体現している。
ブランド復興から10周年を迎えたチャペックは、19世紀のポケットウォッチを、遊び心とアバンギャルドなスタイルで再解釈した「タイム・ジャンパー」を発表した。本作のためにデザインされたハーフハンターケースのカバーの中央部からは、2枚のディスクで24時間を表示するジャンピングアワー機構がのぞき、5時位置から7時位置にかけて設けられた開口部から分表示を読み取れるデザインである。
本作のコンセプトは“時間の表現方法を根本から見直し、斬新で新鮮なものを創造すること”であり、伝統的な針を用いない時刻表示を探求した結果が、本作のジャンピングアワー表示のデザインとなっている。これは、チャペックの哲学である“頭は空想に、足は地に”を体現した仕上がりと言えるだろう。