スケルトン仕様のMU05-103は、高度な陽極酸化処理によって生み出された鮮やかなブルーが、精緻なブループリント(青写真)を思い起こさせる。チタニウム製の文字盤からは、4層に重なるマニュファクチュール・キャリバーの主要コンポーネントの一部を見ることができる。ムーブメントの振動数は 4Hz(2万8800振動/時)、パワーリザーブは約55時間だ。
ケース素材であるハードゴールドはレッドゴールドと特殊配合の金属を合金化したもので、最初から固有の硬度を備えている。合金化プロセスの後、材料は圧縮され、その後熱処理を受け、硬度と耐久性がさらに向上する。この工程により、レッドゴールドの温かみのある豊かな美しさを保ちながら、傷や日常的な摩耗に対する優れた耐性を実現する。

ブループリント(青写真)を彷彿させる鮮やかなブルー
モーロン・ミュジー「MU05-103 ブループリント チタニウム・スケルトン」
夜が訪れると、そのスピリットは鮮やかに息を吹き返し、スーパールミノバの白いラインと、レッドゴールドの針の先端の鮮やかなグリーンが織りなす生き生きとした情景を描き出す。こうして、この13本の限定モデルが持つテクニカルな美しさのすべてが明かされ、知る人ぞ知る特別な視覚体験を提供する。
モーロン・ミュジーの時計には「Swiss Made(スイス製)」の表記はないが、その代わりに、すべてのコンポーネントがスイスで開発、製造されたことを証明する「Swiss Crafted」のラベルが付いている。これは、ムーブメント、ケース、ダイアルなど、時計のすべての要素がスイスで開発、製造、組み立てられていることを表明するものだ。
モーロン・ミュジーは「防水性の確保」という腕時計の永遠の課題について、3年間の研究を重ね、ガスケットを使用することなく、防水性を確保する画期的でメカニカルな防水システム「nO-Ring®テクノロジー」を開発した。製造には高度な技術が求められる36個のコンポーネントを必要とし、最大 300m の完全な防水性を保証する。完全に自社開発されたケースは、ガスケットの劣化に伴うコストのかかるメンテナンスを不要にしている。
167個のコンポーネントで構成されるCal. MM01-SKには、ハイエンドな仕上げが施されている。地板にはマイクロブラスト仕上げ、ブリッジにはマイクロブラスト構造のスネイル仕上げとホロー仕上げ、タングステン製ローターにはスネイル仕上げの後、それぞれアンスラサイトNACコーティングが施される。アンクル受けにはサンバースト仕上げとニッケルメッキ仕上げ、歯車にはサーキュラーサテンブラッシュ仕上げとロジウムメッキ、スティール製ネジのヘッドにはポリッシュ仕上げが施される。