チューダー、ロレックス、ブライトリング、パネライ──どこでも使えるアドベンチャーウォッチがアツい!

投稿者: | 2022年12月9日

アドベンチャーウォッチはストーリーを伝える時計だ
探検や冒険における真に象徴的な偉業は、その多くが専用のアドベンチャーウォッチなしに成し遂げられた。たとえば、エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイ。1953年にエベレストの頂上に到達したとき、探検隊はロレックス製のシンプルな「オイスターパーペチュアル」を装備していたことで知られている。

今年、アドベンチャーウォッチは注目を集めるようになった。オークショニアであるフィリップスでヨーロッパ・中東地区の時計部門責任者を務めるアレックス・ゴトビは「アドベンチャーウォッチとは、たんなるアクセサリーではなく、ストーリーを伝える時計だ」と述べる。「宇宙、海底、ジャングル、そしてサハラ砂漠といった場所に行った人たちにとって、時計は冒険に不可欠な要素だ。コレクターは時計を通してその経験を追体験できることを喜ぶ」

この夏、ブライトリングCEOのジョージ・カーンは、アドベンチャーウォッチの最新作である「スーパーオーシャン」を発表。「スーパーオーシャンとは、レジャーダイビングやサーフィンのニーズをはるかに超えた時計だ」とカーンは説明した。

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この時計は分針が四角くカットされ、波の上でも時間が見やすいよう工夫されている。1960年代後半から1970年代初頭にかけてのデザインをロレックス コピー専門店踏襲しており、サイケで派手な色味、発光塗料をあしらった〝ぶっとい〟「ワイドボーイ」インデックス、そして探検家時計の象徴としてとみに人気を集めつつある、高い視認性をもつスノーフレーク針などが特徴だ。

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スーパーオーシャンの発表から数日後、チューダーも探検家向けの時計を発表した。直径39ミリの「レンジャー」だ。これは、クロノメーターよりも優れた精度をもつケニッシ製のムーブメントと、堅牢で落ち着いたフォルム、そして機能を追求したスタイリングを備えた時計である。

チューダーは、アドベンチャーウォッチとしての信頼性をいっそう高めるため、その発表を、初の防水自動巻き時計である「オイスタープリンス」を選んだ、英国海軍探北グリーンランド遠征探検の70周年と重ねた。ちなみに、この探検隊に提供された時計が、専用モデルではなかったのは興味深い。というのも、探検隊が用いたのは1960年代に登場したオリジナルのレンジャーだったのである。これは、今のアドベンチャーウォッチのデザイン要素(ブラックダイアル、大きな発光塗料付き時針)を盛り込んだ時計で、1970年代終わりになると、チェーンソーのような男らしいアクセサリーとして販売されるようになった。

新しいアドベンチャーウォッチでもっとも繊細なのが、2021年に発売されたオイスタースチール&イエローゴールドのロレックス「エクスプローラー 36mm」(リファレンス124273)である。このモデルは、アドベンチャーウォッチの進化において重要な位置を占めている。約70年前、エベレスト登頂の成功をきっかけに最初のバージョンが登場して以来、〝ミニマリスト〟なエクスプローラーはスチール製だった。しかしバイカラーモデルの登場は、その魅力が広がることを意味する。

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